オリジナルのカーソルを使う

Delphiにはすでに20種類近くのマウスカーソルが用意されています。当然、独自のマウスカーソルを使用することもできますが VBのように簡単には組み込めません。(要領を覚えればDelphiでも簡単なんですが・・・)
では、まずDelphi付属のイメージエディタでカーソルを作成します。新規作成でリソースファイルを作成します。ルートにある「Contents」で右クリックし、新規作成で「カーソル」を選びます。Cursorと、その下にCursor1というノードが作成されますのでこの「Cursor1」を必ず大文字の分かり易い名前に変更しましょう。ここでは仮に「CUR1」にします。名前を変更したらそいつをダブルクリックします。イメージ作成画面になるので適当に(真剣に)カーソルを作成してください。カーソルは2色しか使えません。完成したら閉じて名前をつけて保存をします。ここでは仮に「OrgCur.res」にします。
次にDelphi側のコードです。保存したリソースファイルを使うには $R指令を使用します。難しく聞こえますがなんてことありません。{$R xxxxx.res}と記述するだけです。以下のコードがその完成品です。

■ オリジナルカーソルを使う例
implementation

{$R *.DFM}

{$R OrgCur.res}

const
  cstMyCur = 1;

procedure TForm1.FormLoad(Sender: TObject);
begin
  Screen.Cursors[MyCur]   :=   LoadCursor(hInstance, 'CUR1');  
end;

procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
begin
  Screen.Cursor   :=   cstMyCur;
end;

カーソルを使い終わってもDestroyCursor 関数を呼び出してはいけません。
Delphi が自動的に呼び出します。